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北海道札幌の自然 |
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ウトウ チドリ目ウミスズメ科 善知鳥 【Cerorhincamonocerata】 Horn-billedPuffin |
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「ウトウ」 チドリ目ウミスズメ科、善知鳥、Horn-billedPuffin 【Cerorhincamonocerata】 実は余り知られていないことですが、天売島が世界最大級の繁殖地で、大きさは鳩を少し大きくした38センチ程、体色はお腹はやや白いものの、体全体が褐色で、目の上後・下に白い飾り羽があり、目と嘴の間に黄色の突起を持つ「ウトウ」という海鳥が、例年ならば2月中旬〜下旬、小樽の海の沖を眺めますと万単位で越冬地である南から北に戻って行く(北帰行)様子が観察できます。 |
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で、今突起と言いましたが、ウトウは夏の羽(繁殖羽)になると、目と嘴の間に黄色の突起ができます。ウトウは巣穴をガケの土を掘って作るのですが、この突起をその巣穴を掘る時に使うのでは?などと言われています。またその特徴は漁師さんの間では鉄砲の標準にも見える事から<検討を付ける>ケントガモとも呼ばれる程で、この突起はウトウの一番の体の特徴だと思います。 |
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エルタテハ |
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で、ウトウは漢字で書くと、ゼン=善悪のゼンに、チ=知るに鳥、<善知鳥>と書きます。調べてみますと、この海鳥は仲間同士の愛情が大変深いという伝説が有り、つまり義理人情の厚い、善を知る鳥という意味でそう書くらしく、さらになおその善知鳥が、なぜウトウと読むかも調べてみますと、古語でウトウとは海に出た岬などを差す言葉であり、アイヌ語でも「突起」という意味があるらしいです。 |
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オゼイトトンボ |
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さて、このウトウ、小樽の海では11月〜12月中頃まで突起物や目の後ろの白い線が無い冬羽状態で若干数、そして厳冬期の1月中は余り見られないものの、2月末〜時に6月中頃まで突起物がついた夏羽状態で、日和山から高倍率の望遠鏡で観察していますと、見られます。 そのおりウトウは体のわりに翼が小さいからでしょうか、翼を激しく羽ばたかせながら、多数羽で低く一列になって結構なスピードで飛翔していたり、ゴマ粒の様にもパラパラと、多い時ですと100羽、200羽と集まって沖の海に浮いていたり、またそんな群れで浮いていたかと思うと頻繁に潜り、他の潜水する海鳥同様、魚(ウトウの好物はイカナゴらしい)を捕獲して食べている様子が観察できます。
で、このウトウですが、私は鳥を見始めた95年から2000年の間、殆ど2/25〜3/1の短期間に、多い時で万単位の群れが、まるでカラスの塒入りの様に、100羽、200羽の群れで、一列になって飛んで行ったり、群れで浮いていたりする様子が観察出来たのです。 |
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ウスユキマンネングサ |
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この様子は、ある日突然前触れも泣く始まるものでから、毎日、毎日、小樽に通ってやっと見れるものなのですが、誠にそれを見た時は壮観の一言。今年もそんな様子が小樽日和山より見れるかもしれません。ウトウは天売焼尻に行かないと凄い群れは見れないと思われているかもしれませんが、そんなことは有りません。小樽の海からでも凄い群れが見れる時期があるのです。お時間あれば、2月下旬、ちょっと寒いですが小樽日和山へ日参し、ウトウ群れの北帰行様子の観察挑戦してみて下さい |
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