北海道札幌の自然

ウグイス スズメ目ヒタキ科ウグイス亜科 鶯 BushWarbler 【Cettiadiphone】 動画=「 囀り 」、「囀り2(姿も)」、「囀り3(姿も)」、「囀り(谷渡り)」、

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ウグイスという鳥の体長は、♂♀で若干違うのですけれども、♀だとややスズメと同じぐらいか、♂だとそれより若干大きい位の大きさの鳥です。越冬する個体が居る本州とは違い、北海道では夏になると来る鳥で、私はこのウグイスを、今シーズンは先月18日から姿や声を確認しています。

さて、ウグイスといえば、ホーホケキョというあの囀りが有名ですから、大抵ウグイスといえば皆さんそれを思い出されることでしょう。そして昔から春を告げる鳥と言われて来た鳥ですので、皆さんにも結構なじみの深い鳥だと思います。

また他にウグイスといえば、綺麗なあざやかな緑色をしたウグイス餅を思い出しませんか?ところがこのウグイス餅というのは、私、どちらかというとメジロ餅というのが正しいかもしれないな、と思っているのです.

といいますのも、実は、ウグイスという鳥はあのお餅の様な鮮やかな緑色の体色では全然ないのです。淡い色の眉以外は♂♀ともに体全体が黒っぽい黄緑色をしている、どちらかといえば地味な鳥なのです。

ではあのお餅の色の鳥は何?と思われるでしょうが、それは、先程メジロという鳥の名前を言いましたが、メジロという目の回りの羽毛が白いスズメより若干小さい小鳥がいるのですけれどもね、そのメジロが正しくあのあざやかな新緑の緑色のお餅色をしている色の鳥なのです。

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それともう一つ、ウグイスで皆さん思い違いされているのでは無いかと私が思うことは、日本の春の訪れの代表的な言葉に、梅に鶯などという言葉がありますよね。万葉集台10巻にも春の和歌19首においてウグイスが登場し、そのうち3首では梅に止まっている事になっていますが、ウグイスは警戒心が強く、大抵殆ど笹藪や藪から出ないので、それらの和歌にあるように、ウグイスが梅の木に止まる事は、決して多い事では無いと思われます。とはいうものの、梅に鶯が留まってホーホケキョと囀ったら、さぞ風情があるであろう、ということでこの梅+ウグイスの組み合わせが好まれるのかもしれません。

それとそんな地味な色をして、なかなか藪から出てこないウグイスを、何故日本ではウグイスと呼ぶのかは、諸処説色々有り、はっきりしない様ですがが、一説によるとウグイスのうぐ、「ウク」というのは奥の事をいうので、越冬個体が居る本州では、この鳥が春、谷の奥から出てきて囀ると思ってなのでしょうか、「おくいず」のそれが転じてウグイスになったという説もあります。

その点、英名にある ブッシュ ウェブラーはブッシュ藪、ウェブラーは鳴き声の良い鳥の総称で、つまり声の良い、藪の中の歌い手と言う意味ですから、そのものずばりの名前と言える感じですよね。

しかしながら、これからこの警戒心の強いウグイスも、囀る場合は高い場所に出てくる場合もありますので、ホーホケキョと鳴くウグイス。この鳥は、実は一夫多妻。で、春から結構遅くまでホーホケキョと鳴きますので、皆さんちょっと興味を持たれて見られては如何でしょうか。

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またウグイスの春の声ですが、とても下手に鳴いていますよね。あれは若い鳥だからああ鳴くのではなく、繁殖に適したホルモンがまだ出ていないだけで、生殖ホルモンがきちんと出てはじめて「ホーホケキョ」と鳴けるのです。また谷渡りは一時警戒音だと言われていましたが、最近の研究ではそうではないことが発表されています。わたくしも見る限り谷渡りの声は雌に向けて、発していました

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ウグイス、さえずりながら求愛行動↓  2段目は雌 最後は関口健一様画像

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