北海道札幌の自然

怪我をしたり、ぐったりしている野鳥を保護したら

オオルリ スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科 大瑠璃  【Cyanoptilacyanomelana】、Blue-and-WhiteFlycatcher

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野鳥の移動時期の、春、秋、もし傷ついたり、ぐったりしている野鳥を見つけて保護したら、どうしたら良いでしょう?(この保護の時、人の手で触っても問題ないですが、後からよく手をお洗い下さいね。)

野鳥がぐったりしてる=つまりショックを受けているかもしれません。それが人間の場合ならほら、安静第一っていうでしょ?。それは野鳥も同じです。

1、暗い、その野鳥の大きさにあった段ボールを用意し、下に新聞紙や暖かいタオルなどを敷いて、そこに保護した野鳥を入れ、しばらく置いて、落ち着かせておいて下さい。

 その鳥がばたばた沢山動ける、明るい大きい鳥かごに入れておかないで下さい

明るくした鳥カゴは、鳥から周りが見えて落ち着かないし、保温にも適しません。また、その野鳥の体よりも、ずと大きめの段ボール箱だと、バタバタバタバタしてしまって、かえって羽を痛めたりしますので、なるべく、その野鳥の体にあった箱が良いです。それじゃなくても、人に捕獲?されたと、野鳥さんはドキドキしていますから…なにしろ、安静安静。

だから、傷ついた野鳥捕獲時も、さっさと帽子などで、野鳥の顔を隠し、暗くしてください。そのほうが動かなくなります。

ギンザンマシコ♂ ♀ 銀山猿子 スズメ目アトリ科 【Pinicolaenucleator】 PineGrosbeak

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暫くそんな中に置いておいて、野鳥ばバタバタする音が聞こえ出したら、外に放して欲しいのですが、その時は、良くテレビで鴨を放り投げて飛ばしていますが、そうはしないで、そっと、段ボールの箱を空けて、自由に飛ばせて上げてください。 (彼らだって飛ぶタイミングがあるからね、放り投げないで!!)

自由にする=もし、まだ動けないのなら、そのままに彼らはしているし、飛べるなら自分で勝手に飛びますから。

どうしても、飛べなさそうな場合、これ以上自分で保護は無理と思われた場合、獣医さんに、連れて行く…と、お考えになられるでしょうが、それ間違いの場合も。獣医さんは家畜のことなどはご専門かもしれませんが、そんなに野生のものについてお詳しい方は…。ですから、野鳥を保護して、どうしても飛べなさそうならば、最寄りの行政機関にご連絡を…。そうしましたら、野生動物保護の機関や、鳥獣保護員さんをご紹介下さる自治体が多いのです。または、最寄りの動物園にどうしたらいいか?と、ご連絡するのも手です。

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どうぞ、野鳥が移動する「今時期」、窓になどぶつかって、ぐったりしたり・傷ついたりしたコを見つけたら、一番目画像のような、不慣れな、今年産まれのコ(オオルリの♀か若い個体ですね)が多いのです。どうか助けてやって下さい。宜しく御願い致します。

でも、また一つ問題があります。。それは保護して、野生に戻ればいいのだけれど、野生に戻れない場合そのコの面倒をずっと見続ける…、それもまた大変な話。そういう長期間の受け入れ機関が日本には、そうは無い…。問題はちょっとそうなると複雑です。

1、怪我をした野鳥をみかけたら 2、鳥獣保護連絡先  

3、野鳥レスキュー 4、万が一拾ってしまったら=餌など  5、保護した野鳥の餌、雛を拾ってしまったら

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