北海道札幌の自然

イカル スズメ目アトリ科 【Coccothraustes personatus】 Japanese Grosbeak 鵤

動画=「イカル 囀り」、「イカル囀り2」、「イカル囀り3(姿も)」、「イカル囀り(姿も4」、

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「イカル 名前由来」

一説によると、私はそんな風に彼らの声は聞こえないのですが、彼らの鳴き声が怒って居るように聞こえる事から由来するという。

なお、奈良の 斑鳩 ( いかるが ) の里の地名は、かつてこのイカルが多くいたことにちなむらしいです。

 「イカル 繁殖地/分布」

日本では九州以北の低い山や平地の落葉(らくよう)広葉樹林で繁殖し、秋冬は暖かい地方に移動して生活する鳥ですので、北海道では一年中居る野鳥ではありません。私が一昨年秋に見た40羽以上の群れというのは、これから、本州南部、近畿地方などで、越冬する為に、より南に下がる為に大きい群れになっているところを見たのでしょう。

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 「イカル 大きさ、体色」

イカルの大きさは23cm程。体はごろっとしていて丸く、オデブチャン、太ってみえるかもしれません。彼らの体の色は、♂も♀も同じ色で、羽・尾は黒、特に頭・顔は頭巾を被った様に黒くて、お腹背中はグレーですが、なんといっても、彼らの一番の体の特徴は大きく、属名や英名にも穀物を砕く物とか、太い嘴を意味する言葉が使われている位の、いかにも頑丈そうな太い太い黄色い嘴が目立つ事が上げられます。 

  

 日本には山階鳥類研究所というところから、委託を受け、資格のある方がボランティアで鳥を霞網で捕まえて、メタルリングを捕獲した小鳥の足に付けて離すという、地道な活動をされている方々がいらっしゃいるのですが、その方々に聞くと、このイカルやこのイ仲間のシメなどという鳥を捕まえると、彼らはまるでペンチのような嘴なので、彼らの嘴に挟まれたら、それはそれは痛く、大変なんだそうです。

イカル 幼鳥 ↓ 撮影 2006.10月 室蘭地球岬近く

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  「イカルの声」

イカルは♂も♀も囀る事が知られていますが、春先に囀る声が「ヒコキーイ」と良く通る綺麗な声で梢で鳴き、地鳴きは「キョッ、キヨッ」というキツツキ類に似た感じの声です。

しかし、季節を問わず彼らは時折何故か囀る事さえあるものですから 結構それでも目立つ鳥です。 私がいつも歩いている公園でも、大抵彼らは、キヨッキョッと鳴きながら、私の頭の上を数羽の群れで飛翔し、カエデや、柳の木の梢などに止まり、一度止まるとなかなか動きません。そして止まると、カエデの乾いた小さい実をつまんで、特徴有る嘴をこまめに動かして、そのパチパチ音を立てて、割るものですから、飛翔して来る場面に遭遇しなくても、あれ?、私の頭の上からパチパチ音がする、あれあれ、私の頭に何か上から落ちてきて当たった、などと言う事からも彼らの居場所がばれたりします。

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