北海道札幌の自然

ヒレンジャク スズメ目レンジャク科 緋連雀 【Bombycilla japonica】、Japanese Waxwing

↓ヒレンジャク 右画像 ヒレンジャク 雄

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ヒレンジャクとキレンジャクの繁殖地の違い、ヒレンジャクとキレンジャクの日本の確認地域の差

ヒレンジャクは、ユーラシア中部など広い範囲で繁殖するキレンジャクと違い、繁殖地がウスリー地方になど限られている野鳥です。

ヒレンジャクの英名は、JapaneseWaxwing=ジャパニーズワックスウイングと言い、キレンジャクと同じくWaxwing=ワックスウイングと同じく名がつきますが、キレンジャクとは違い、ヒレンジャクにはこのワックスウイングは着いていません。

また、北海道では私がお話したキレンジャクのほうが例年多く確認され、本州ならばヒレンジャクのほうの確認が多いのです。

しかし、キレンジャク・ヒレンジャクは、比率は色々ですが、混群を作ることが、良くあります。

ヒレンジャクの英名 由来

ヒレンジャクの英名が、JapaneseWaxwingなのは、 あのシーボルトが日本から初めてヒレンジャクの情報を発信したことからです。

キレンジャク、ヒレンジャクの混群  飛翔していても、お腹部分に黄色があるのがヒレンジャクだと解るでしょ?。ただしこの黄色部分の面積が小さかったりすると多分ヒレンジャクの若い個体か、雌なのかもしれない

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キレンジャク、ヒレンジャクのヨーロッパ.イギリスにおける迷信

スイスなど欧州北西部では、レンジャクを〈悪疫の鳥〉とか〈死の鳥〉とよぶ。この鳥の渡来が不規則で、とくに冷夏で秋の実りが乏しい年には、秋から冬に集団で南下してくるため、中世には飢饉や伝染病などをもたらす鳥とみなされたことによる。

 同様に、イギリスでもまれにしか渡来しない鳥なので、いつになく数多くあらわれれば、戦争、悪疫、厳寒のいずれかの予兆と恐れられた。

連雀商人とは

日本では、中世から近世にかけ、荷を負って歩く 行商人を〈連雀商人〉 と称した。一説には、レンジャクの左右のたれ下がった長羽が、荷物の枠形に似ていることにちなんだらしい

キレンジャク、ヒレンジャクの混群 ナナカマドの実を採餌中。混群でもヒレンジャクのお腹部分は黄色になっているので、遠目でも区別がつく

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左 キレンジャク 、右 ヒレンジャク 雌(やはり喉の部分の境界線がはっきりしない)

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