北海道札幌の自然

野鳥の巣箱、設置方法

1、『都会で巣箱を利用する野鳥』

シジュウカラ、ヤマガラ、ムクドリ、スズメ、北海道の場合コムクドリ

2、『野鳥巣箱の設置時期』

巣箱を利用する野鳥の繁殖期は、地域差もありますが、早いもので3月から。繁殖期に巣箱をかけるのは、間違いです。巣箱をかける最も良い時期は、バードテーブル同様、秋。野鳥の自然界での繁殖=凄く危険も伴うのに、見慣れないもの=警戒するでしょう?。ですから秋10月〜12月頃に巣箱をかけておくと、野鳥達は冬期ねぐらとして利用したりして、春になると、そのまま巣として使ったりする場合が多いです。ですからバードウイークに巣箱をかける、あれ、大間違いです。

シジュウカラ(スズメ目シジュウカラ科 GreatTit 四十雀 【Parusmajor】)

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3、『野鳥巣箱、設置場所』

野鳥の巣箱は、しっかりとした樹や支柱など固定されていないと駄目です。風で揺れる家なんて人でも嫌でしょう?。

巣箱をかける適当な高さは、使う野鳥の種類によって違いますが、シジュウカラは地上から3mくらいまで。地面に近い=猫などに簡単に登られてしまうから、やっぱり、2〜3mくらいは必要です。ムクドリ用だと、4mくらいが良いでしょう。また、巣箱設置場所は、なるべく人の出入りの少ない場所が望ましいです。

ヤマガラ(スズメ目シジュウカラ科 山雀 VariedTit 【Parusvarius】

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4、『野鳥巣箱設置上、大切なこと、注意事項』

絶対に巣箱を枝の上に乗せるのはやめてください。また巣箱を上向きしたり、吊るすこともやめてください。巣穴の前に板とか前に枝があることも、巣箱の穴に西日が入る場所も駄目です。

1、枝の上に乗せる=カラスとか、猫とかが簡単に巣を覗けるでしょ?。それ、困りますよね。

2、巣箱が上向き=雨が入って来ちゃいます(だから、入り口は斜め、下向きにして下さい)。

3、吊るす=ぐらぐら、不安定。

4、巣穴前に、止まり板や枝=他の鳥も入りやすくなるから、これ、一番駄目なこと。絶対!!にやめて。

5、西日=一番日差しが強いので、巣穴の位置は、必ず、必ず、西と南を避けて、北か東にお願いします。この西向き、南向きが駄目なのは、巣箱設置の本に書いてありませが、データ的に間違いないことなので、御気をつけを!!。

6、複数巣箱を設置する場合は、巣箱と、巣箱の感覚距離を10m以上空ける。お互いの巣箱入り口が、見えないようにして上げる事、これ、大切です。

コムクドリ用巣箱、コムクドリ巣立ち後、巣箱内画像

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5、『野鳥巣箱、アフターケアー』

前年に使用した巣箱は、巣立った後、中を掃除して上げましょう。また巣立った直後の巣の中には、野鳥につくダニも居るので、水洗いしてください。

6、『野鳥巣箱の作り方』

巣箱の巣穴の大きさによって、利用する種類がある程度決まります。シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ=2.8センチ以上3センチ未満。スズメ、ムクドリ=3センチ以上。

箱素材は普通板であるが、それは、かんななどかけないこと。通気が悪くなりますので。(つまり、質の悪い板が良い)。ちなみに巣穴は丸くても四角くてもかまいません。今は簡単に出来るキットも売っていますが、この図、ある本からの転載なので、削除しますが、参考までに。

↓1枚の板から作る巣箱

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コムクドリ 雌雄(スズメ目ムクドリ科 小椋鳥 【Sturnusphilippensis】 Red-cheekedStarling

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