北海道札幌の自然

チドリ類とシギ類の違い チドリ目チドリ科 Ploverとチドリ目シギ科

メダイチドリ チドリ目チドリ科、【Charadriusmongolus】、MongoloanPlover、目大千鳥

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海岸などで一緒に観察される事が多い彼らですが実は、全く違う科のシギ類とチドリ類のその違いをチドリ類からお話です。

チドリ類は、世界では約60種類、日本では12種類の観察記録、北海道では3種の繁殖記録があるのですが、彼らは大体16センチ〜40センチぐらいの体の大きさ、つまり同じ仲間でも、体の大きさには幅がある野鳥です。

が、大体どのチドリ類の体色も、背と頭が薄い茶色、お腹部分は白と、似ています。

そして、彼らの体の特徴は、一般的に頭と目がころっとして大きく、嘴が短い事が上げられます。

また、鳥の足指は一般的に鳥というのは4本指なのですが、彼らに関しては、ムナグロという鳥など数種を除けば、後指がない3本指であるという特徴があります。

キリアイ チドリ目シギ科 【Limicolafalcinellus】、Broad-billedSandpiper、錐合

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また、彼らチドリ達の足は比較的長く、良くあるき、地上で小型の虫等を捕まえて食べて生活しているのですが、先程特徴として上げた大きい目で餌を見つけてから動きだすという事からくるのでしょう、トンボなどを捕まえている所を私が見た時も、首をきゅっと傾けて、あれれ?トンボだあ、みたいな顔をし、じっと立ち止まってから急にトンボに向かって急ぎ足で数歩、トコトコと歩き捕まえ、また立ち止まっては餌をついばんで、先程とは別方向に歩くという動作をくりかえしていました。この点も頭をずっと下げたまま嘴の感触で採餌する、一番初めに名前が出たシギ類とは異なるところです。

で、この動作から、酔った人がふらふら歩くさまをチドリ足とか、糸をお互い斜めに交差させることをチドリ掛と言ったりしますよね、これもチドリ類の、左右の足をひらいたまま走るものだから、砂浜にチドリ掛け模様が残るからとか、彼らの止まっては動き、急に歩くジグザグ歩きが酔った人の動きに似ているからそう名付けられたとか、他私が知るだけでも諸説何種か、その千鳥足の言われが知られています。

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その他、彼らチドリ類の特色として、繁殖期以外には余り群れを作りません。これもシギ類とは違うところです。そして、繁殖期といえば、彼らチドリ類は、石が敷き詰められたような地上に浅いくぼみを作り、小石や枯れ草を敷いて巣をつくり、卵や幼い雛に的が近づくと、親鳥が地上に伏して翼を広げ、まるで怪我をしたように振る舞う偽傷という行動をすることが良く知られています。

私もコチドリという北海道でも繁殖しているコチドリと言う鳥の巣を、そこが工事現場になるので、保護を頼まれ、見た事がある(上写真)のですが、彼らの卵や、雛を抱いていても親の姿さえも、そして孵化した雛も地面そっくり、石とそっくりで、一度目を離してしまうと、もう二度とたまたま見つけた巣に近づくことが出来ませんでした。そして、間違えて巣にたまたま近づいてしまうと、先程話したように、偽傷といって親は、必死に片方の羽を下げて、いかにも怪我していますから、私を先に襲って食べて下さい、という風にして、自分に注意を向けさせ、私を巣から離れさせ、巣から十分遠のくと、ハイ良く騙されましたねー、みたいにピューっと巣に戻ってしまうんですよね。(ま、こちらもそういう彼らの偽傷という行動を知ってて騙されるので、頭にも来ず、かえってそして健気さに感動したりもするのですが…。)

【シギと、チドリの違い まとめ】

「シギの仲間」

体がすっきり+嘴が長い=

嘴を砂など餌のある場所に突っ込むことにより、餌を嘴で探し、餌取りします。嘴も細く、どちらかというと長め。

足の指は4本。(ミユビシギだけは指が3本なので三指鴫)

「チドリの仲間」

頭コロンとしてて、お目目が大きい= 1、目で、餌を見つけ、走り寄り、餌取りをします。(だから、立ち止まっては走り=千鳥足とも)

それで、餌を見つけやすいように、目が大きく、頭がころっとしていて、足の指が3本(だからよろけて千鳥足とも)

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